気になる病気と症状辞典

甲状腺ホルモンの過剰分泌が原因で動悸、頻脈、眼球突出などがみられます

甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンの分泌が、何らかの原因で多くなすりすぎたために起こる病気で、その大半はバセドウ病と呼ばれるものです。
治療を受けないと、約10%が心不全で死亡しますが、自然に軽くなる人も約25%います。あとは良くも悪くもならないケースです。なお、甲状腺ホルモンの分泌が低下して起こる病気は甲状腺機能低下症といいます。

甲状腺の腫れがみられます

甲状腺機能亢進症の症状
疲れやすい、食欲があるのに体重が増えない、動悸、脈が速い、不整脈、手が小刻みに震える、微熱、下痢、生理不順など、さまざまな症状が現れます。
甲状腺は全体に腫れますが、触れてみるとあまり硬くなく、弾力性があります。
一般に甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にするホルモンなので、活動的なわりには疲れやすいのが特徴です。

甲状腺機能亢進症の診断
眼球突出などの症状から容易に診断でき、甲状腺が腫れていれば95%の確率で診断がつきますが、確定診断のためには甲状腺ホルモン検査や甲状腺のRI検査などが必要です。
このほか、胸部X線撮影や心電図、赤血球数などの血液一般検査、GOT・GPT、LDH、総コレステロールなどの血液生化学検査が行なわれます。

甲状腺機能亢進症の治療
甲状腺ホルモンの分泌を抑えるための薬を用います。それでも改善がみられない場合は、放射性ヨードを服用する放射性ヨード療法や手術療法を行ないます。
放射性ヨード療法とは、放射性ヨードを服用すると、その大部分が甲状腺に集まり、甲状腺を破壊するという働きを利用した療法です。手術療法では、甲状腺を部分的に切除します。


 
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