気になる病気と症状辞典

腹痛、黄疸、体重減少が主な症状ですが、早期段階では表面に現れません

すい臓の粘膜に発生するがんです。すい臓の周囲には重要な臓器があり、さらに血管が多いため、周囲へ浸潤したり、ほかの臓器への転移が起こりやすくなります。手術も難しく、死亡率の高いがんです。
かつての日本ではあまり多い病気ではありませんでしたが、食生活の変化によって、すい臓がんそのものの発生数が増え、慢性肝炎や膵石症、あるいは糖尿病と関係があるとみなされるようになっています。

自覚症状が少なく、早期発見が難しい

すい臓がんの原因
食生活との関係が深く、動物性タンパク質や動物性脂肪のとりすぎがすい臓に負担をかけることになり、それが引き金となってがんが発症しやすくなると考えられています。

すい臓がんの症状
腹痛、黄疸、体重減少が主な症状ですが、早期段階のうちは、それらの症状が表面に現れにくく、出ても、消火器病の一般的な症状の範疇にあるため、誤診されたり、発見が遅れがちです。

一般的には上腹部の痛みが最初の自覚症状となることが多いようです。この痛みや、いわゆる鈍痛で、なんとなくおなかの辺りが不快な感じだとか、重苦しいような圧迫感を覚える、といったように、あまりはっきりとしたものにならない傾向があります。

病気が進むと、体重の減少や黄疸も目立ってきますが、黄疸の症状のほうが先に出てくることもあります。そのほか、食欲不振、だるい、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などがみられることもあります。

すい臓がんの診断
初期の自覚症状が乏しいため、多くはX線CTや腹部超音波検査によって発見されます。
膵炎との鑑別が難しい場合などには、MRI、内視鏡的逆行性胆管膵肝造影や腹部血管造影などの画像診断が行なわれます。そのほか血液検査として、血清アミラーゼ、CA19-9のほか、エラスターゼなどの膵酵素の測定などが行なわれます。

すい臓がんの治療
黄疸が強い場合は、まずは黄疸をとるための治療をしますそして根治(根本から治すこと)の可能性があれば、手術してがんを切除します。また、化学療法や放射線療法、温熱療法など組み合わせた集学的治療を行ないます。
なお、すい臓は全部摘出しても、消化剤およびインスリンの可能性の投与によって、日常生活は可能となります。


 
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