気になる病気と症状辞典

ホルモン(カテコールアミン)の過剰分泌によって、高血圧になる病気

褐色細胞腫とは、副腎髄質から分泌されるカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)というホルモンが過剰に分泌されるために、高血圧になる病気です。

褐色細胞腫のCT画像

カテコールアミンは血圧、脈拍、血糖をコントロールするホルモンで、それが過剰分泌されると調節機能に障害が現れます。高血圧は持続的な場合もありますが、発作的に上昇する人もいます。発作時に失神することもあるので注意が必要です。

褐色細胞腫の症状
カテコールアミンが多く分泌されることによる高血圧、頭痛、動悸、発汗、顔面蒼白、体重減少、便秘や立ちくらみなどが起きます。胸痛や視力障害がみられるケースもあります。
症状は前屈姿勢をとった時、食事や排便時など腫瘍が圧迫されるような状況に誘発されて発作的に現れる人が半数を占めています。

褐色細胞腫の治療
腫瘍を外科的に摘出します。手術時の血圧の変動は、ときに致命的になるため、手術前からカテコールアミンの作用を阻害する降圧薬などを服用して、血圧を安定させておく必要があります。

褐色細胞腫ががん性ですでに広がっている場合、シクロホスファミド、ビンクリスチン、ダカルバジンによる化学療法により、腫瘍の増殖を遅らせることもあります。腫瘍組織を標的にしたMIBGとして知られる放射性同位元素による治療にも高い効果があります。


 
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