気になる病気と症状辞典

サルコイドーシスは臓器に肉芽腫を形成する原因不明の全身性疾患

サルコイドーシスとは、全身の臓器に結核を始めとする感染症によく似た病巣を作る疾患です。
一般にそのような病巣を類上皮細胞肉芽腫と呼んでいます。しかし、現在までその原因は明確にされていません。

胸部エックス線

病変の拡大が認められる前は無症状の場合が多く、患者の約40%は発病に気付かずに生活しているとされています。発症しやすい年齢は男女ともに20代ですが、40代以降は女性に多くみられます。

サルコイドーシスの症状
かつては集団検診の胸部エックス線撮影で発見されることが多かったのですが、最近は目の異常で発見されることが多いようです。胸部エックス線検査では、両側の肺門リンパ節のはれをはじめとして、肺結核肺線維症に似た肺の病気がみられます。目の検査では、ぶどう膜炎、網膜の血管の異常がみられます。

また症状が悪くなると、咳や息切れなどの呼吸器症状や両目のかすみ、緑内障白内障に移行してきます。関節炎や筋症状を伴うことがあり、肺以外に心臓、肝臓、骨・間接、神経などが侵されます。

サルコイドーシスの治療
原則として、ステロイド剤の使用は最小限に抑えられます。無症状で発見された場合は経過が良好で、発病後5年以内に直るケースが全体の80%を占めています。
心臓や目など、肺以外の病気の進行に注意する必要があります。


 
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