気になる病気と症状辞典

直腸内にできた粘膜の隆起で大きくなると血便などの症状が現れます

直腸ポリープとは、直腸内にできた粘膜の隆起のことです。腺腫様ポリープと非腺腫様ポリープがあり、前者はがん化しやすいという特長があります。
肛門に近いものは、痔核(いぼ痔)のために発生することがありますが、それ以外には、年齢的なことを除いてはっきりした原因はわかっていません。

直腸ポリープ

直腸ポリープの症状
小さいポリープが無症状のものがほとんどですが、肛門の奥に異物感があったり、排便後も残便感がみられる場合があります。人間ドックなどでよく偶然に発見されます。

腺腫様ポリープの多くは有茎性で、大きくなると表面から出血しやすくなり、こすれて、便に血がつくことがあります。肛門に近いものは肛門外に脱出することもあります。
ポリープの群生する直腸ポリポージスでは、直腸炎の症状が強く、粘血便が出たり、痛み、しきりに起こる便意などがあります。

直腸ポリープの診断
肛門指診または直腸鏡検査により確実に診断されます。X線検査におyり、円形の陰影欠損がはっきり認められた場合でも直腸鏡検査を行なって確認し、ポリープの生検で悪性化の有無を鑑別します。

直腸ポリープの治療
単発性あるいは2〜3個で有茎性であれば、簡単に内視鏡で見ながらレーザーや電気メスにより焼き切ることができますが、有茎性でないポリープは直視下手術によらないと切除できません。

一般に直腸ポリープは大きくなるとがん化の危険性があるので、大きいものを発見したら切除する必要があります。直腸ポリポージスには直腸切除術を行ないます。ポリープが悪化していれば、手術治療をします。

内視鏡によるポリープ切除は、入院の必要はありません。この場合は、1週間のうちに後出血がなければ平常の生活を送れるようになります。食物は刺激性ものを避け、便秘しないように努めましょう。


 
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