気になる病気と症状辞典

白血球が減少するので、感染症を発症しやすくなります

急性白血病とは、血球のもとになる細胞の発育が悪いために、正常な白血球がつくられなくなる一方、発育不全の異常細胞ががん化して増殖する病気です。
増殖する細胞の種類によって急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病に分けられます。

急性白血病

成人の急性白血病の80%は骨髄性です。2005年に夭折されたミュージカル歌手の本田美奈子さんもこの急性骨髄性白血病と闘っておられました。AC公共広告機構のCMが流れるたびに、彼女のことを思い出す方も多いと思います。小児の場合はほとんどがリンパ性となっています。

急性白血病の症状
発症はたいてい急激に起こりますが、長い期間、貧血や出血症状を煩っていた人に起こることもあります。代表的な症状は、体の倦怠感、顔色が悪い、紫斑、消化管、眼底、泌尿器、鼻腔、歯茎などからの出血などがあげられます。

この病気では、白血球は多くても、成熟した、食菌作用などを持つ白血球は減少するので、感染症(特に呼吸器や泌尿器)や原因不明の発熱などを起こしやすく、また、骨髄の中で病的な細胞が著しい増殖をはじめるため、骨の痛みを訴えることもあります。

急性白血病の治療
骨髄性、リンパ性とも、通常は副腎皮質ステロイド剤や各種抗がん剤を組み合わせた化学療法を行ないます。白血病細胞が脳や脊髄に浸潤している場合は、放射線療法が行なわれることもあります。

また、最近では造血幹細胞移植(HLA適合近親者からの移植)のほか、同種(自己)抹消血幹細胞・臍帯血(さいたいけつ)幹細胞の移植も行なわれ、こうした治療法が効果をあげると、急性白血病でも治癒したと考えられる症例も出てきました。

急性白血病の治療中にしばしばみられる骨髄無形成期に、成長因子の併用により、正常骨髄の回復を促す方法が効果をあげています。


 
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