気になる病気と症状辞典

手指や手首の関節に腫れや痛みが起こり、目覚めの際にこわばりがある

慢性関節リウマチとは、全身の関節に起きる炎症を主症状とする膠原病の一種です。原因として体質や免疫異常、環境が関わっていることがわかっています。この病気は女性の発症率が男性の3倍と高く、とくに30歳代以上の発症が多くなっています。16歳未満の小児に発症する関節リウマチを若年性関節リウマチと呼びます。

全身の関節に炎症が起きます

慢性関節リウマチの症状
関節の異常を主体に、微熱や食欲不振、全身の倦怠感、体重減少など、さまざまな症状が徐々に現れてきます。初期の症状として特徴的なのが「朝のこわばり」と呼ばれるもので、朝、起きたときに手足の指がこわばっていて動かしにくかったり、はれぼったく感じたりします。

そのうちに、関節炎の症状が現れてきて、関節が赤くなった紡錘状に腫れて、痛みを覚えます。この関節炎は数ヶ月程度の周期で悪化と軽快を繰り返し、放置しておくと全身のあちこちへ関節炎が生じるとともに、関節が変形したまま動かなくなります。

さらに関節だけでなく、心臓や肺、目、神経系統などにも異常をきたすことがあります。特に悪性関節リウマチと呼ばれるものは、病状の悪化に伴って心臓疾患や肺炎などを併発し、そのために重症となって死亡することもあります。

慢性関節リウマチの診断
血液中のリウマトイド因子を調べます。また病気の程度を知るために、赤沈(血沈)CRP(C反応性タンパク)、関節や胸部のX線検査などが行なわれるほか、類似疾患との判別のための各種検査も行われます。

慢性関節リウマチの治療
対処療法が中心となりますが、大きく分けて薬物、理学、外科の3つの療法があります。薬物は非ステロイド系消炎鎮痛剤や抗リウマチ剤、あるいは免疫抑制剤を使用します。
次に関節の変形と筋力低下を防止するリハビリテーションなどの理学療法、そして関節機能が破壊された場合に手術する外科療法です。


 
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