気になる病気と症状辞典

良性腫瘍は、経過観察のみで治療の必要はありません

甲状腺にできる腫瘍(腫瘤・腺腫)を総称して、甲状腺腫瘍といい、良性と悪性の2つのタイプに分類されます。良性の腫瘍が全体の90%以上を占めており、腺種、嚢胞、腺腫様甲状腺腫などがありますが、甲状腺の機能に異常はありません。

甲状腺悪性腫瘍

一方、悪性腫瘍(甲状腺がん)には乳頭腺がん、濾胞腺がん、髄様がん、未分化がんの4タイプに分けられます。未分化がんに以外は進行が遅く、がんの中では比較的性質のおとなしいものです。
初期には自覚症状がないことがほとんどですが、前頚部にできる腫瘍なので、自分で触って気付くこともあります。声がかれたり、のどに違和感を覚えたりする人もいます。

甲状腺腫瘍の診断
超音波断層検査と腫瘍の細胞を注射器で取って調べる穿刺吸引細胞診という検査で診断されます。悪性腫瘍が疑われた場合は、腫瘍の性質や転移の有無を確認するために、甲状腺のCTやMRI、シンチグラフィーが行われます。

甲状腺腫瘍の治療
良性腫瘍は、経過観察のみで治療の必要はありません。悪性腫瘍は、がんの種類や進行度に応じて、摘出する外科療法、がんを死滅させる放射線療法、がん細胞の増殖を抑えるホルモン療法、抗がん剤を使用する化学療法などのなかから、適切な方法が選択されます。


 
Copyright 2014 気になる病気と症状辞典 All Rights Reserved.