気になる病気と症状辞典

健康診断やほかの病気で超音波検査を受け、偶然発見されるケースが多い

腎臓がんとは、尿をつくる腎細胞の近位尿細管に発生するがんです。透析を受けている患者さんに高率に発生することが報告されています。40歳以上に多く、ときに30歳代や20歳代でも発症します。
最近は、画像診断技術の進歩や健康診断の受診率が高くなったこともあり、自覚症状のない早期に発見されることが多くなりました。

CT検査で発見された腎臓がん

腎臓がんの症状
なんの原因も無く、突然に血尿が出て、数日から数週間続いて急にと止まり、尿が透明になるというような血尿を繰り返すことが多く、頻尿や排尿痛などの苦痛は全くありません。
ごく軽い血尿から、血が固まって出るような強い血尿まであり、後者は尿管に凝血が詰まり、尿管結石と同じような鈍痛や疝痛を起こしたり、膀胱内に大きな凝血がたまって尿道口をふさいでしまうため、尿閉になることもあります。

進行してくると、腎臓が大きくなるので触診できるようになり、また鈍い痛みを背側部にかんじるようになります。血尿、腎臓の腫瘍、腎臓の痛みが三大症状といわれています。
以上の症状のほかに、早期に発熱することもあります。多くは微熱ですが、進行の速いものには高熱を出すものもあります。

現在では、健康診断やほかの疾患の検査中に、超音波(エコー)検査やCTスキャン、MRIなどの画像検査で、全く無症状の早期の腎臓がんが発見されることが多くなりました。
肺、肝臓、リンパ節、骨に転移しやすく、その場合は転移した臓器に症状が出てきます。

腎臓がんの治療
手術が最良の方法ですが、抗がん剤や放射線療法も有効なことがわかっています。一般には、がんのあるほうの腎臓を、周囲の脂肪組織やリンパ節とともに切除します。腎臓は二つあるので、片方が正常であれば、十分にはたらいてくれます。
肺、肝臓、リンパ節に転移した場合は、抗ウイルス薬ののインターフェロンやインターロイキン2製剤のイムネースが有効です。


 
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