気になる病気と症状辞典

瞳孔にある水晶体に濁りが生じて、視力が低下してくる病気

白内障とは、瞳孔にある水晶体に濁りが生じて、視力が低下してくる病気です。
生まれつき水晶体がにごっている先天性、加齢とともに水晶体が変性して白濁する老人性、怪我などがもとで水晶体が濁る外傷性の3つに大別されます。そのほか、副腎皮質ステロイドなどを長期利用した場合の副作用や、糖尿病の合併症として起こりやすいことが知られています。

このように白っぽくかすんで見えます

白内障の症状
水晶体には血管も神経も通っていないので、痛みやはれ、充血などの症状が現れません。そのため、視力にはっきりと障害が出てくるまでは、なかなか病気の進行に気づかないことも多いようです。
濁りが生じるといっても、わずかな混濁はむしろ自然な状態でもあり、高齢者ならば誰にでも見られることで、視力への影響はほとんどありません。この小さな濁りが次第に数を増し、集合してひろがりはじめると、やがて視力が低下し、水晶体の白濁が外からもわかるようになります。

自覚症状としては、初期のうちは視力の衰えよりも、明るいところに急に出ると著しくまぶしさを感じる、といったところからはじまり、これが進行すると目がかすむとか、明るい戸外へ出るとしばらく目が見えなくなるといった状態になって、やがて視力が衰え、最終的には明るいくらいを感じ取れるだけになります。

白内障の治療
進行を予防するためには、抗酸化剤の点眼などを行ないます。進行した場合は、混濁した水晶体の外側の袋を残したまま、小さな切開から中身だけを吸引して除去し、折りたたんだ眼内レンズ(人工水晶体)を挿入する手術を行ないます。

白内障の手術時間は局所麻酔で10〜30分ほどです。最近では日帰りで受けられるケースも増えています。手術直後は充血、目やになどの症状があるが、1〜2週間ぐらいでなくなります。
眼内レンズは水晶体のようにピントを調節する機能はないため、手術後に眼鏡で調節する場合もあります。


 
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