気になる病気と症状辞典

慢性腎炎や糖尿病腎症などが原因で、腎機能が低下していく病気

慢性腎炎糖尿病腎症などの病気が原因で、腎臓の機能が長期間にわたって徐々に低下していく状態をいいます。女性に多い慢性腎盂腎炎ループス腎炎なども原因となります。
急性腎不全と比べると、数ヶ月から数年あるいは数十年という長期間で腎機能が低下するもので、回復することはありません。

慢性腎不全の症状
初期には自覚症状はありません。腎機能が正常の20%以下に低下して、夜間の排尿解するが増えることで初めて異常に気付く人がほとんどです。
老廃物の血中濃度が高くなり、初めは全身の倦怠感や無力感、むくみ、食欲不振、吐き気、高血圧などが起こりますが、病状が進行してくると尿毒症の症状が現れたり、痙攣や昏睡状態に陥ることもあり、大変危険です。

慢性腎不全の治療
治療は、これ以上腎臓が悪くならないようにするのが基本です。最初は食事療法で症状の悪化を抑え、それでも良くならないときは透析療法を受けます。
食事療法かカリウムやリンを控え、たんぱく質の摂取量を少なくします。健康な人の1日のたんぱく質摂取量は70〜80gですが、腎機能が20%以下になった場合は、健康な人の半分に近くに抑えます。

ただし、たんぱく質摂取量を減らせば減らすほど効果があるかというと、そういうわけにはいきません。からだを作っている筋肉などを維持するためには、一定量のたんぱく質が必要だからです。
注意すべき点は摂取エネルギーを減らさないことです。摂取エネルギーが減ると、からだは筋肉などをつくっているたんぱく質で不足するエネルギーを補うため、老廃物を増やしてしまう結果になるからです。

こうした食事療法でも症状が良くならない場合は、透析療法を受けて、腎臓の働きを人工的に代行させます。しかし完璧な治療法ではなく、合わせて薬物療法も行わなければなりません。合併症に気をつけながら継続することになります。


 
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