気になる病気と症状辞典

卵巣バランスが崩れて正常な排卵、出血が起こらなくなる無月経

月経は、子宮に卵巣ホルモンがバランスを保って作用することで起こる現象です。そのバランスが崩れて正常な排卵、出血が起こらなくなるものを無月経といい、18歳を過ぎても初潮がみられない原発性無月経と、一度でも月経があったあと、90日以上、月経が見られない状態が続く続発性無月経があります。

無月経には2つのタイプがあります

原発性無月経
染色体の異常によって卵巣などの発育不全が起こっている場合がほとんどです。
ほかに副腎の異常により多量の男性ホルモンが分泌されて男性化が起こっている例や、形態の異常により子宮や膣がない場合、月経は起こっているのに処女膜や膣が閉鎖しているため出血しない場合などがあります。また、脳の視床下部や下垂体の機能障害、甲状腺機能低下症などの病気から無月経となる場合もあります。

染色体異常による卵巣の発育不全が原因の場合には、排卵を起こすことはできませんが、骨粗鬆症などを防ぐために、女性ホルモンを投与するホルモン補充療法が行われます。
染色体に異常がない場合は、排卵誘発剤や性ステロイド薬を投与します。膣が閉鎖している場合は、手術で経血が流れる経路を作ります。

続発性無月経
月経をコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下が原因の多くを占めています。また、近年では無理なダイエットによる体重減少や精神的ストレスによるものも増えてきています。そのほか、高プロラクチン血症、甲状腺や副腎皮質の異常などによっても起きる場合があります。

治療に際しては、まず基礎体温を測定し、状態を確認したうえで、黄体ホルモンを注射します。これで月経が起こる場合を第一度無月経と呼び、治療として排卵剤を投与します。

黄体ホルモンを注射しても月経が起こらない場合を第二度無月経と呼び、卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬を糖好し、月経を起こします。甲状腺や副腎皮質の異常などが原因の場合は、その病気を治療します。


 
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