気になる病気と症状辞典

咳や痰が多くなり、細菌感染が起こると、発熱し、大量の膿性の痰がでます

気管支の一部が拡張し、そこに分泌液が溜まって、炎症を起こす病気です。拡張した部分の浄化能力は低下し、血管も増殖するため、膿性の痰が現れます。気管支拡張症の原因には、生まれつきの異常、幼少時にかかった肺炎やはしか、百日咳などの後遺症、副鼻腔気管支症候群から進行するものなどがあります。

胸部エックス線の画像です

気管支拡張症の症状
長期間持続する咳、痰が主な症状となりますが、夜間に痰が溜まり、朝起きると咳とともに痰が出てくるのが特徴です。細菌の感染をともなう場合には発熱とともに痰は膿性となり、血痰や喀血をともなうこともあります。重症になると全身衰弱や呼吸困難をきたすこともあります。

気管支拡張症の治療
残念ながら、拡張した気管支は元には戻りません。しかし、成人期以降はほとんど進行しないので、おもに内科的治療を行ない、去痰薬を使って細菌感染のもとになる痰を毎日出すようにします。
原因となる病原体は喀痰検査でわかりますので、はっきりしたら抗生物質の投与を行ないます。

痰を出しやすくするためには、傾斜をつけたベッドなどに仰向けに寝て、頭より脚を高い位置に保つ姿勢を取る方法(ドレナージ)が有効で、これを一日数回、20〜60分行ないます。また、胸部を軽く叩き、振動を与えて痰を出しやすくする胸部叩打法などの理学療法も行ないます。


 
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