気になる病気と症状辞典

心臓の外側にある心外膜に炎症が起こり、水が溜まる病気

心臓の一番外を覆っている心膜に炎症が起きた状態です。心筋に炎症がおよんで不整脈を起こしたり、心臓と心膜の間に液がたまり、心臓の動きが制限される心タンポナーデを起こして重症化することもあります。
原因としては、風邪を引き起こすウイルスによる場合、心筋梗塞や膠原病などに合併して起こる場合などがありますが、原因を特定できないことも少なくありません。

心膜炎の画像

急性心膜炎の症状
心臓前面の胸骨縁に沿って痛み、深呼吸したり、横向きに寝ると痛みが強まります。また、心膜腔内にたまった液が気管や肺を圧迫するため、呼吸困難、せき、嚥下困難などの症状が出ます。細菌性、ウイルス性などの感染による心膜炎では、38度前後の発熱、発汗、悪寒、倦怠感などが現れます。

心膜腔に急激に体液などがたまると心臓が圧迫され、心臓の拡張が制限されて、拍出する血液量が低下し、ショック状態になることがあります。この状態を心タンポナーデといいます。

急性心膜炎の治療
入院して安静にし、発熱や胸痛に対しては、消炎鎮痛薬や、必要に応じて副腎皮質ステロイド薬を服用します。原因疾患がわかっている場合は、その治療も行ないます。
心タンポナーデを引き起こしている場合は、針やカテーテルを使って、心膜腔に溜まっている液体を吸引する心膜穿刺術を行ないます。


 
Copyright 2014 気になる病気と症状辞典 All Rights Reserved.