気になる病気と症状辞典

発症の直接の原因は不明ですが、長期にわたる喫煙習慣がかかわっています

痰をともなう咳が6ヶ月以上持続して、気管支拡張症気管支喘息では説明ができないような場合は、慢性気管支炎を考えます。専門的には「1年のうち3ヶ月以上、毎日、咳や痰が続き、これらが少なくとも2年以上続く状態」をいいます。

慢性気管支炎の画像です

発症の直接の原因は不明ですが、長期にわたる喫煙習慣がかかわっています。絶えずたばこの刺激を受けることで気管支内の粘膜から粘液や分泌物が過剰に放出され、痰が増えると考えられています。また、慢性的な副鼻腔炎(蓄膿症)と合併するケースが多いことがわかっています。

慢性気管支炎の症状
せきには痰をともなう湿性せきと、痰をともなわない乾性せきがあります。慢性気管支炎は湿性せきをともなうのが特徴です。最初は、朝起きてたばこなどを吸うと粘り気のある痰が出ますが、だんだん症状が重くなってくると、痰の量が増えて粘っこくなり、1日中痰をともなう咳が出るようになり、痰の量は1日10ml以上となります。

さらに急性気管支炎を併発すると、痰が黄色に色づいて膿のようになります。こうなると発熱や呼吸困難などの症状もみられ、痰に血が混じる血痰が出ることもあります。ここまで進行すると階段の上り下りや、重いものを持っただけで息切れや呼吸困難がみられるようになり、ひどいときにはチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)がみられることもあります。

慢性気管支炎の治療
喫煙習慣のある人は、たばこをやめることが絶対です。痰の症状は去痰薬、息切れには気管支拡張薬が有効です。病気がある程度進行してしまうと完治は期待できません。
風邪をひいたりすると重症化しやすいので、予防に努めることも大切です。

また、晩秋から冬季にかけて悪化しやすいので、保温と保湿に十分気をつけましょう。この時期は室内でのガスストーブの使用は控えてください。


 
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