気になる病気と症状辞典

扁桃炎や咽頭炎などに引き続いて腎臓の糸球体に炎症が起こる病気

喉頭炎や咽頭炎などに引き続いて、腎臓の糸球体に炎症が起こる病気です。溶血性連鎖球菌などの感染がきっかけとなりますが、直接の原因は菌に対する免疫反応です。
菌が感染するとそれに対して抗体がつくられ、免疫反応がおきて、免疫複合体という物質がつくられます。そして、それが糸球体に沈着して炎症を起こすのです。

腎臓の3D画像

急性腎炎の症状
主な症状は、血尿、タンパク尿、むくみ、血圧上昇ですが、これらのうち、いずれかが欠ける場合もあります。血尿は炎症による糸球体の破損で起こるもので、患者の約半数では肉眼で見ても明らかで、発病後数日から数週間で次第に減少します。
しかし、顕微鏡で見える血尿は、タンパク尿がなくなってからも続き、数ヶ月から1年後までみられることがあります。

目の周りのむくみは顔色の蒼白とともに腎炎の特徴で、次第に下肢や陰嚢にも現れ、ときに胸水や腹水がたまることもあります。また、初期の患者には高血圧がみられますが、尿の出がよくなると血圧は下がります。

急性腎炎の治療
安静と食事療法が基本ですが、発症の初期には抗菌薬を服用します。むくみが強いときには利尿薬を用います。安静と保温は血管の緊張を緩め、腎臓の血流量を増やします。激しい運動や激務は避け、規則正しい生活を習慣づけるようにします。

食事は、低下した腎臓機能に負担をかけないように、減塩、低タンパク食を心がけます。むくみがあって尿量が少ない時期は、食事からの塩分摂取は1日3g程度を目安にし、併せて水分も制限します。

こうした治療によって尿の異常は数ヶ月でもとに戻りますが、発症後半年から1年間は尿検査による経過観察が必要です。


 
Copyright 2014 気になる病気と症状辞典 All Rights Reserved.