気になる病気と症状辞典

肝炎を発症後、急激に肝細胞の壊死が広がり、高度の肝障害を起こす病気

急性肝炎が悪化したもので、急性肝炎を発症して8週間以内に、肝細胞が急激に壊死を起こし、意識障害や昏睡状態に陥る状態をいいます。原因の9割はウイルスによるもので、残りが薬剤によるものですが、体の免疫反応が過剰になることで発症するようです。

インターフェロンや抗ウイルス薬による治療も行います。

ウイルスで多いのはB型で、薬剤としては麻酔薬や抗生物質、抗圧薬などへのアレルギーが原因となります。すぐに処置をしなければ生命にかかわります。また、回復しても肝硬変に移行することがあります。

劇症肝炎の症状
まず全身倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐などが現れてから黄疸が出ます。進行すると頻脈、血圧低下、腹水、浮腫などがみられます。さらにひどくなると意識障害が起きたり、昏睡状態におちいり意識が完全に消失します(肝性昏睡)。

劇症肝炎の治療
全身管理の下、血漿交換と血液濾過透析を組み合わせた人工肝補助療法を行います。原因が肝炎ウイルスの場合は、インターフェロン(ウイルスや細菌の増殖を抑えたり、がん細胞を攻撃したりするナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあるたんぱく質)や抗ウイルス薬による治療も行います。


 
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