気になる病気と症状辞典

視神経に炎症が起こり、視力が低下してくる病気

視神経に炎症が起きて、視力が急激に低下し、視野の中心部が見えにくくなる病気です。視神経は眼底から脳へと伸びて、目から入った情報を脳へ伝える役割を果たしています。ここに炎症が起きると、網膜に映った像は正常でも、そこから脳へ伝達される間に異常があるので、結果的に視力障害をきたします。

適切な治療により視力は回復します

炎症が起きる原因はさまざまで、原因不明のことも少なくありません。鼻、扁桃腺、歯などの病気から感染してしまうケースや梅毒、肺結核多発性硬化症、ビタミンB1欠乏症などの病気から二次的に引き起こされるケースがあるほか、事故による頭の強打、薬物の影響などでも、視神経に炎症や萎縮が起きることがあります。

視神経炎の症状
視力が急激に低下します。視力障害が起こる1〜2日前に、目の奥に痛みを感じることがよくあります。なかには、1〜2日で視力が低下し、両目が真っ暗になってしまう場合もあります。
ただし、片目だけに症状が現れた場合は、もう一方の目でほとんどのものが見えるので、視力低下に気づかないこともあります。

大部分は、視力が低下してから1〜4週間で回復し始め、ゆっくりと正常または正常知覚にまで戻ります。視野に変化が出たり、中心や周辺が見えなくなったりすることもあります。

視神経炎の治療
明らかな原因疾患があればその治療を行い、そのほかは、安静と保存療法を行うことでかなり回復します。重症の場合は、副腎皮質ステロイド薬とビタミンB1、ビタミンB2を点滴などで全身投与しますが、ステロイドの副作用もあるので、医師の指示に従うことが大切です。


 
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