気になる病気と症状辞典

乳房が赤く腫れて痒くなったり、熱を帯びたりします

皮膚が炎症を起こしたように赤くなって熱をもつためにこの名前がつきました。しかし実際には炎症を起こしたわけではなく、乳房の皮膚にあるリンパの流れをがん細胞がさえぎるためにこのような症状が現れます。このがんはまれで、乳がん全体の約1%を占めるにすぎません。しかし、進行が早く、全身的な転移をきたしやすい悪性度の高いがんです。

炎症性乳がんの症状
乳房が赤く腫れて痒くなったり、熱を帯びたりします。この腫れはぶつぶつした発疹をともなっていたり、皮膚の表面がざらざらしたりするため、外観がオレンジに似ているとくことで、フランス語でポー・ドランジュ(オレンジの皮)と呼ばれます。また、乳頭が陥没するケースもあります。

炎症性乳がんの治療
放射線治療、化学療法、ホルモン療法を組み合わせて治療します。トラスツズマブ(ハーセプチン)を単独で、あるいは化学療法と組み合わせて用いることもあります。
多くの場合、強力な集学的療法が必要となりますが、薬物療法の進歩により治療成績は徐々に改善しています。


 
Copyright 2014 気になる病気と症状辞典 All Rights Reserved.