気になる病気と症状辞典

女性の病気のリスト

乳房に痛みやしこりがあっても、多くは乳がんとは関係ないものです。特別な治療の必要がない良性のものも多いので、自分でしこりを発見したときは、不安がらずに、乳腺外科あるいは外科を受診して検査を受けましょう。

女性の病気について

一方、子宮の病気は、目に見えないだけに異常に気が付かないことが多くなります。月経の量や痛み、おりものの量や色などがいつもと違うときは要注意です。年代にかかわらず、定期的に検診を受けて、病気の早期発見を心がけましょう。

  • 乳がん…しこりができることで発見されるケースがほとんどです。
  • 炎症性乳がん…皮膚が炎症を起こしたように赤くなる悪性度の高いがんです。
  • 乳腺症…乳房の病気の中で最も多い良性のしこりです。
  • 乳腺線維腺種…乳房内に痛みのない、硬く、表面は滑らかなしこりができます。
  • 陥没乳頭…乳頭がへこんで、乳輪内に埋まった状態をいいます。
  • 月経困難症…月経時に下腹部痛、腰痛、頭痛、脱力感、嘔吐などが数日間続きます。
  • 月経前症候群…月経のはじまる1週間前から、不眠、憂鬱、下腹痛などが現れます。
  • 頻発月経…月経周期が短く、月に2〜3回も月経が訪れることをいいます。
  • 過多月経…月経での出血量が極端に多くなるものをいいます。
  • 過少月経…月経での出血量が極端に少なくなるものをいいます。
  • 無月経…ホルモンのバランスが崩れて正常な排卵、出血が起こらなくなるものです。
  • 子宮筋腫…良性の腫瘍なので、子宮組織を破壊したり、転移することはありません。
  • 子宮頸がん…子宮の頚部の粘膜に発生します。子宮がん全体の約70%を占めます。
  • 子宮体がん…内膜にできるのが子宮体がんで、子宮内膜がんとも呼ばれています。
  • 子宮下垂…子宮が下がって膣内に留まっている状態で、下腹部に圧迫感があります。
  • 子宮内膜症…月経時の下腹部痛や腰痛、不正出血、下痢・便秘などがあらわれます。
  • 卵巣嚢腫…悪性に変わるものもあるので、定期的な検査は欠かせません。
  • 卵巣がん…女性性器において、子宮がんに次いで多くみられる悪性腫瘍です。
  • 卵管がん…卵管がんの99%以上はほかの臓器のがんが転移したものです。
  • 骨盤腹膜炎…子宮などの骨盤内の臓器を覆っている骨盤腹膜に炎症が起きます。
  • 不妊症…子供を希望しながら2年以上子供のできない状態をいいます。
  • 更年期障害…更年期におこる精神的、肉体的なさまざまな症状をいいます。

乳がん

日本人女性の乳がんにかかる割合は、欧米諸国に比べると低率です。しかし、最近は急速に増加しており、その原因としては、食生活や社会環境の欧米化などが考えられます。
乳がんが最も多いのは40代後半で、次いで50代前半、40代前半の順で、25歳以下はまれです。乳がんはほかのがんと違い、体の表面に発生する腫瘍なので、自分で腫瘤(しこり)を発見することができます。

乳がんについて

乳がんの症状
しこりができることで発見されるケースがほとんどです。しこりは一般的に痛まないことが多いので、大きくなってから気づくケースも少なくありません。しこりがわかったら早めの検診が必要です。

しこり以外の症状では、さまざまな乳房の変化がみられます。乳頭や乳輪がただれたり、かさぶたができたり、分泌物が出たり、乳頭ががんのある方向を向いたりします。
また、しこりをつまむとその真上にえくぼのようなへこみができることもあります。良性の腫瘍の場合はへこみはできません。乳がんは、問診や視診・触診のほか、以下のような検査を行って診断します。

マンモグラフィ
マンモグラフィとは、乳房専用のレントゲン撮影機のことで、乳房をX線撮影台に乗せ、板で挟んで、上下方向と斜め左右から撮影します。マンモグラフィでは、しこりの大きさや状態、浸潤の状況までわかり、手で触れない小さな病変も発見することがあります。

超音波検査
乳房に超音波をあて、戻ってくる反射波(エコー)を画像化することにより、乳房断面の映像を見る検査です。しこりの大きさや広がり、浸潤の度合いが非常によくわかり、放射線被爆の影響もなく安全です。

細胞診
しこりに細い注射針を刺し、細胞を吸い取って顕微鏡で良性か悪性かを調べる検査です。マンモグラフィ、超音波検査でしこりが見つかった後に行うもので、これでほぼ診断が確定します。

組織診(生検)
細胞診よりもさらに確実な検査です。局所麻酔をしたうえで、少し太い針を刺して組織をとる方法と、皮膚を切開して、しこりを取り除く方法があります。いずれも採取した組織を顕微鏡で調べ、良性か悪性化を判断します。
最近では直径3mmほどの針で組織を吸い取って調べる「マンモトーム」という装置を使う方法も行われています。

乳がんの治療
乳がんの手術には大きく分けて温存術と全摘出術があります。生存率は変わりませんが、外見的なことや運動機能に違いが出てきます。また、温存する場合は、局所再発率が高くなるので、放射線療法が欠かせません。

どの場合でも温存療法が選択できるわけではなく、がんが広範囲に及んでいる場合や放射線療法ができない妊娠中などは、全摘術が選択されることになります。
最近では、皮下乳腺全摘術という方法もあります。従来の全摘術より乳房再建がしやすいうえ、根治性や局所再発率も全摘術と変わらないので注目されています。

乳腺症

乳腺症は、乳房の病気の中で最も多い良性のしこりです。乳腺線維腺腫乳がんとともに乳腺の三大疾患と呼ばれています。40〜50歳の更年期の女性に多くみられ、卵胞ホルモン(エストロゲン)の過剰分泌が原因ではないかと考えられています。

乳腺の三大疾患のひとつです

乳腺症の症状
乳腺にしこりができて痛みます。ふつう両方の乳房に発生しますが、片方だけのこともあります。月経前に特に強く痛み、月経後は痛みが和らぐことが多いものです。このしこりは一度できると自然に消えることはありません。また、乳頭から異常な分泌物が出ることもあります。

乳腺症の治療
乳がんの前がん病変だと考えられていた時代もありましたが、現在では否定されています。一般に、しこりがやわらかく痛みを主とする軽いものは経過観察で十分で、乳腺痛がひどい場合は、鎮痛剤の内服をします。

月経困難症

月経時に痙攣性の下腹部痛、腰痛、頭痛、脱力感、嘔吐などが数日間続き、日常生活にも支障をきたす状態を月経困難症といいます。子宮や卵巣などの病気によって起こる器質性月経困難症と、とくに原因となる病気がないな機能性月経困難症の2つのタイプがあります。

激しい下腹部痛が主症状です

月経困難症の原因
ひどい月経痛で考えられる病気としては、子宮筋腫子宮内膜症、子宮腺筋症などがありますが、卵巣嚢腫によって起こる場合もあります。
原因となる病気がなくて月経痛がひどい場合は、子宮内膜で生成されるプロスタグランジンという物質の分泌が体質的に多いことが考えられます。
プロスタグランジンは子宮を収縮させて経血の排出をうながすはたらきをしていますが、分泌量が多すぎると、子宮が強く収縮して月経痛がひどくなります。

また、年齢が若いために子宮や卵巣が未成熟であったり、出産経験がなく子宮頸管が狭いなどの場合、さらには冷えや骨盤のゆがみなどもひどい月経痛の原因となります。

月経困難症の治療
器質性か機能性かを判断するために、問診、内診、超音波診断などを行なってから治療を開始します。対症療法としては、鎮痛薬を服用します。漢方薬を使用する際は、症状や体質にあったものを選ぶ必要があります。また、低用量ピルが使われることもあります。

月経痛を我慢し続けると、隠れた原因疾患がさらに悪化する恐れがありますので、症状が強くなるようなら、婦人科で診察を受けましょう。

月経前緊張症

月経のはじまる1週間前から、不眠、イライラ、憂鬱、乳房痛、便秘、のぼせ、むくみ、下腹痛などの症状が現れ、月経開始とともにこれらの症状が軽快したり、なくなる場合を月経前緊張症(PMS)といいます。月経前症候群と呼ばれることもあります。

生活に支障をきたす場合は婦人科で治療を受けましょう

月経前緊張症(PMS)の原因
黄体期の内分泌環境、特に黄体から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)が関係すると考えられていますが、まだはっきりとした原因はわかっていません。
また、環境の変化などによるストレスや神経質な性格などの心理的な要因もかかわっているとされています。

月経前緊張症(PMS)の治療
子宮筋腫子宮内膜症でも似たような状態になることがあるため、内診や超音波検査が行われます。月経前緊張症と診断がついたときは、症状に応じた治療が行われます。
まず、鎮痛薬や精神安定薬、整腸薬などを処方する対症療法を行ないます。

症状が改善しなければ、漢方療法を行なうこともあります。それでもまだ症状が強い場合には、排卵を抑制するためにピルが処方されることもあります。

無月経

月経は、子宮に卵巣ホルモンがバランスを保って作用することで起こる現象です。
そのバランスが崩れて正常な排卵、出血が起こらなくなるものを無月経といい、18歳を過ぎても初潮がみられない原発性無月経と、一度でも月経があったあと、90日以上、月経が見られない状態が続く続発性無月経があります。

無月経には2つのタイプがあります

原発性無月経
染色体の異常によって卵巣などの発育不全が起こっている場合がほとんどです。
ほかに副腎の異常により多量の男性ホルモンが分泌されて男性化が起こっている例や、形態の異常により子宮や膣がない場合、月経は起こっているのに処女膜や膣が閉鎖しているため出血しない場合などがあります。また、脳の視床下部や下垂体の機能障害、甲状腺機能低下症などの病気から無月経となる場合もあります。

染色体異常による卵巣の発育不全が原因の場合には、排卵を起こすことはできませんが、骨粗鬆症などを防ぐために、女性ホルモンを投与するホルモン補充療法が行われます。
染色体に異常がない場合は、排卵誘発剤や性ステロイド薬を投与します。膣が閉鎖している場合は、手術で経血が流れる経路を作ります。

続発性無月経
月経をコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下が原因の多くを占めています。
また、近年では無理なダイエットによる体重減少や精神的ストレスによるものも増えてきています。そのほか、高プロラクチン血症、甲状腺や副腎皮質の異常などによっても起きる場合があります。

治療に際しては、まず基礎体温を測定し、状態を確認したうえで、黄体ホルモンを注射します。これで月経が起こる場合を第一度無月経と呼び、治療として排卵剤を投与します。

黄体ホルモンを注射しても月経が起こらない場合を第二度無月経と呼び、卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬を糖好し、月経を起こします。甲状腺や副腎皮質の異常などが原因の場合は、その病気を治療します。

子宮筋腫

子宮筋にできる良性の腫瘍のことで、卵巣ホルモンの作用が原因ではないかと考えられています。卵巣ホルモンのはたらきが盛んな20〜50歳代前半の女性にみられ、閉経後に発症することはありません。

子宮筋腫

良性の腫瘍なので、大きくなっても子宮組織を破壊したり、ほかの場所に転移することはありません。また、がんなど悪性のものに変化することもありません。
筋腫の発生場所によって、筋層内筋腫、漿膜下筋腫、粘膜下筋腫に分けられますが、いくつかの種類が合わさっていたり、子宮内膜症と合併している場合もあります。

子宮筋腫の症状
筋腫が小さい間は目立った症状はありませんが、低色素性貧血で発見されることがよくあります。筋腫の大きさがこぶし大以上になると、腹部にしこりを感じるようになり、過多月経や月経痛、出血による貧血などが現れます。

筋腫が子宮周囲の臓器を圧迫するようになると、頻尿や便秘、下腹部痛などが現れます。筋腫がかなり大きくなっても無症状の人もいます。

子宮頸がんの検査
まず問診を行ない、筋腫が疑われれば、内診と超音波検査で子宮や筋腫の大きさ、固さ、位置などを確認します。これでほぼ診断はつきますが、卵巣腫瘍などと区別がつきにくい場合や、より詳しい筋腫の状態などを調べるために、必要に応じてMRI検査やCT検査、子宮卵管造影、子宮鏡検査をおこないます。採血を行なって、貧血の有無や腫瘍マーカーを調べることもあります。

子宮筋腫の治療
必ずしもすぐに治療の必要というわけではなく、筋腫の大きさ、痛みや貧血などの症状の程度、年齢や妊娠の希望などを考慮しながら治療の有無を決めます。

手術は、子宮を全部取り出す単純子宮全摘術と、筋腫部分だけを除去して子宮を保存する筋腫核手術があり、若年層や妊娠を希望する人には後者が選択されます。入院期間は1〜2週間ですが、退院後は自宅療養が必要となります。

薬物療法では、筋腫を小さくしたり、症状を軽くするためのホルモン剤、貧血に対する鉄剤、鎮痛薬、漢方薬が使われます。ただし、薬物療法では根治は望めません。

子宮頸がん

子宮の頚部(入り口付近)の粘膜に発生するもので、子宮がん全体の約70%を占めるほど発生率の高いがんです。原因はまだはっきり解明させていませんが、性交などによって感染するパピローマウイルスが有力視されています。このウイルスには多くの型があり、その中のいくつかが、子宮頸がんに関係していると考えられています。

子宮頸がん

集団検診や定期健診の普及によって初期に発見されるケースが多くなり、がんの中で唯一、検診の効果によって死亡率が低下したがんといわれています。
また、子宮頸がんは治癒率が高く、進行期0期(がんが、上皮内にとどまっている状態)で発見して、すぐに治療を行なえば100%治ります。

子宮頸がんの症状
初期には自覚症状はありませんが、そのうち月経が不順になったり、性交後の出血や、さまざまなおりものが現れてきます。さらに進行すると、普段でも性器から出血するようになり、下腹部の痛みや発熱、やがては排尿困難、排便困難が起きてきます。
全身に転移すると貧血、食欲不振、体重減少などが現れます。

子宮頸がんの検査
まず子宮頚部を綿棒やブラシなどでこすって細胞を採取して、硝子に塗りつけて染色します。これを顕微鏡で観察して、がん細胞の有無を調べます(細胞診)。
細胞診で異常な細胞が見つかった場合は、コルポスコープという膣拡大鏡で5〜25倍に拡大して、子宮口の粘膜を観察します。コルポスコープ診で異常があれば、その部分の組織を切り取って、顕微鏡で調べます(組織診)。
組織診で早期のがんが発見された場合、本当に早期がんであるかどうかを調べるため、子宮頚部を円錐状に切り取って、顕微鏡で調べます(円錐切除術)。

子宮頸がんの治療
U期(がんが膣壁の1/3以内、子宮周辺まで進んだもの)までは子宮を前摘出するのが一般的です。出産を希望する人、妊娠中で早期がんの人には、子宮頚部だけを円錐状に切り取って子宮を保存する方法(円錐切除術)が用いられます。

T期(がんが子宮頚部に限定するもの)の中で浸潤が深い場合は、通常、出産を中断せざるを得ません。V期(がんが膣壁の1/3を超える場合や、骨盤壁まで浸潤しているもの)以上で手術が不適応の場合は、放射線治療が中心となります。

子宮体がん

成熟した女性では、周期的に月経として子宮体部の内膜が剥離します。この内膜にできるのが子宮体がんで、子宮内膜がんとも呼ばれています。
もともと欧米人に多くみられていたがんですが、食生活の欧米化や少子化などのライフスタイルの変化から、日本でも近年増加傾向にあり、全子宮がんの約30%を占めるに至っています。

MRIによる子宮体がんの画像です

子宮体がんは、閉経後の50〜60歳代の女性に多く、卵胞ホルモン(エストロゲン)との関連が深いと考えられています。未婚、未出産、高齢出産なども危険因子の一つとされています。
そのほか肥満や高血圧、糖尿病などの持病がある人は、発症率が高いとされています。

子宮体がんの症状
閉経後であっても、病気が早い時期から出血やおりものが現れてきます。おりものは最初は水様性ですが、進行するにつれて血や膿が混じるようになります。
やがて痛みや貧血などが現れ、子宮内に血液や膿などがたまってくると、激しい下腹部痛とともにそれらが排出されます。進行は子宮頸がんよりもゆるやかですが、全身に転移すると貧血や食欲不振、体重減少などがおこります。

子宮体がんの検査
子宮内に細いチューブなどを挿入して、子宮の奥の内膜細胞を採取し、顕微鏡で検査する内膜細胞診で、がんのほとんどは発見できます。痛みが強くて検査が困難な場合は、膣から超音波エコーを入れて、子宮内を観察します。このけんさでがんが疑われた場合は、小さなさじ状の器具で子宮内膜の組織をかき出して(組織診)、精密検査を行ないます。

子宮体がんの治療
子宮とリンパ節を摘出する手術が治療の中心となります。ほかに重病があって手術が困難な場合は、放射線療法や化学療法、ホルモン療法などを行ない治療します。初期であれば5年生存率は90%以上ですので、定期的な検査を受けるようにこころがけましょう。

卵巣がん

卵巣がんとは、卵巣に発生する悪性腫瘍で、女性性器のがんでは子宮がんに次いで多くみられます。ホルモンを分泌する卵巣には良性や悪性あるいはその中間と、色々な腫瘍が発生します。

超音波での診断画像

卵巣がんの発生は更年期前後が最も多いのですが、患者は若い人から高齢者まで幅広くなっています。卵巣がんはかなり進行しないと自覚症状が現れず、70%近くの患者は転移した状態ではじめて病院を訪れます。

卵巣がんの症状
初期には自覚症状がないものの、かなり進行してくると腫瘍も大きくなっているので、腹部が膨隆したり吐き気などが現れます。このころになると腹部を押さえると腫瘍に触れることもあります。
また大きくなった腫瘍に膀胱が圧迫されるため、頻尿になることもあります。

卵巣がんの診断
下腹部に圧迫感がある場合は診察で、腫瘍の有無、卵巣の腫瘍か子宮筋腫かはある程度わかります。診察で腫瘍が疑われる場合は、経膣・経腹超音波検査、CT、MRIなどの画像診断によって、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを詳しく調べます。検査によって良性か悪性かを推定することができます。

卵巣がんの治療
手術で卵巣がんを摘出しますが、卵巣がんは反対側の卵巣や子宮に転移していることがあるので、同時にこれらの臓器も摘出します。また、卵巣がんは腹部の奥深いリンパ節へも転移することがあるので、これらのリンパ節も摘出する傾向があります。
ただし、ごく早期のがんの場合に限って、年齢が若く、将来妊娠を希望する人では、子宮や反対側の卵巣を残す場合もあります。

卵巣がんは腹腔内に広がりやすいため、手術を行なっても目に見えないがん細胞が残っていることがあるので、手術後に抗がん剤を主体とした薬物療法を行ないます。

また、手術で開腹しても卵巣がんを取りきれないときは、組織型とを確認するための小さな組織を採取するにとどめて、いったんはおなかを閉じ、その後、抗がん剤を何回か投与して、がんを小さくしてから再手術を行なうこともあります。


 
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